超絶!極太うどん

こんにちは。鉄鍋伝道師の山口です。(^o^)v

先月、葉山に自家製生麺販売の専門店ができたので、何度か通っています。

パスタ、うどん、きしめん、また万能皮(餃子、シュウマイの皮)のラインナップ。
パスタやうどんは太さ違いもあります。

最近はそれほど食していませんが昔はかなりのうどん喰いで、讃岐うどんが大ブームになる前の20数年前?に、「うどん巡礼の旅」に出ました。
「恐るべきさぬきうどん」という、香川のマニアックなうどん屋さんを紹介する本が香川で大ブームになりました。
当時はamazonもないので、こちらでは手に入らず香川の友人にその本を送ってもらいました。
(全7~8巻まで出たかな?当時は全部読んだ。)



紹介されている店は、薬味のネギは店の裏に生えている畑から自分で抜いて自分で包丁で刻んで入れる店とか、田んぼの真ん中に佇む農機具倉庫にしか見えないお店とか(笑)。でもどこも本当に美味しかった。
しかもかけうどん1杯100円、150円とか、そんな感じ。

基本はセルフサービスで麺をもらったら自分で湯がいて、丼に入れてだしを張るスタイルです。
当時は関東にはそんなうどん屋はなかったので、とにかく斬新でした。

「恐るべきさぬきうどん」で行きたい店を事前ピックアップし、香川県の地図に落とし込んでから、妻と二人ででかけて、3泊4日で20軒超回ったかな。しかもその期間中は「うどん以外を食べない」というミッション。若かったなー。
当時はカーナビもないので、店探し自体がオリエンテーリングのような楽しさでした。


ひたすら食べ続けても、不思議と嫌にならず最終日の最後のうどんも美味しくいただけたのです。
讃岐うどん、スゴイっ!て思いましたよ。

そのころ讃岐うどんははまだブームになっていなかったので、うどん店主に「どこから来たん」と聞かれて、横浜からうどんを食べるために来たというとかなり奇異な目で見られましたね。飛行機とレンタカー使って、150円のうどんを1日5~6軒回るのですから・・・・。

それでうどんにハマった私は、一時期手打ちの讃岐うどんにもハマりました。
素人としてはそれなりにできるようになったのですが、なにせ少量だけ打つことができなので冷蔵庫がうどんだらけ。
連日うどん地獄(笑)になり、やめてしまいました。そういえば高いこね鉢も買ったなー。

香川の讃岐うどんと対極?とも言えるのが、山梨の「吉田うどん」。


加水率が高く、白く透明で美しいイカ刺しのようなさぬきうどんに対し、この吉田うどんはぶっとくて硬く、加水率も低くて粉っぽい、田舎臭い?うどんです。
初めて山梨に行ってこのうどんを食べたときは、さぬきうどんと比較してしまい、一口目は「な、なんじゃーコリャ~?!」(マイナスの意味)でした。

しかし食べ進むうちに、その食感、だしとのバランス、そして「すりだね」という独自の辛味調味料の風味が相まって、すっかり吉田うどんにハマりました。
それから度々富士吉田にはうどんを食べに行っています。
わざわざ日帰りでうどんを食べるので、やはり頑張って3~4軒は回りますよ。
(糖質摂取過多で、帰りは睡魔との戦い)

讃岐うどんと吉田うどんは、自分の中でうどんの双璧ですね。


あ、そうそう、葉山の生麺専門店の話でしたね。

その葉山の生麺販売専門店の「極太うどん」が、まさに吉田うどんを彷彿とさせるうどんなのです。

先日は、この極太で「釜玉うどん」!

極太うどんを15分ほど茹で、丼へ。
そこに全卵、削りたての宮下誠さんの一本釣り本枯鰹節、青ネギ、そして1年熟成の手作りだし醤油を回しかけて・・・・。
申し分のない組み合わせでしょ。

削って小さくなった一本釣り本枯鰹節2本、昆布2本を入れて1年熟成の途中。 穏やかながらもしっかりした旨味が出ています!!


このガッツリ粉感の残る、ちょっとねじれのある極太うどん。たまんないですよ。

富士吉田まで行かずして、この麺が食せるとは・・・・。
これが手軽に手に入る葉山町民は、なんとも幸せですな。

でも町民のみならず、わざわざ買いに行くべき逸品です。
うどんフェチの私も唸ります。

パスタも最高にうまいので、それはまた近いうちに。

葉山の自家製生麺販売の専門店

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