削りたての鰹節でつくる味噌汁。

こんにちは。鉄鍋伝道師 山口です。(^_^)v

我が家では毎朝味噌汁を作るのですが、だしは宮下誠さんの一本釣り本枯(ほんかれ)鰹節のけずりたてを使います。

一本釣りの鰹で作った本枯鰹節は、
通常のものと何がどう違うのか?

詳しくは こちら

 

パックになった鰹節でだしを取るという行為だけも、すでにハードルが高いと感じる方も多いかもしれませんが、それよりさらにハードルが高い「その都度、本枯鰹節を削り器で削る」。

でも結局、それって「習慣化」しちゃえば何の苦も無いんです。

ハードルが低い(無い)順番に味噌汁作りを考えると・・・・

作らない → お湯を入れて出来る粉末やフリーズドライのインスタント → 化学調味料がベースのだ○の素で作る → パックになった鰹節でだしをとる → その都度、本枯鰹節を削り器で削る

という感じでしょうか。

今までなかった習慣をプラスするわけですから、上記のどのステージにいても、実際にやってみる前に「面倒くさそう」というマイナスイメージが前面に出てきます。

でも実際にやってみて、その「手間」と、それによって生まれた新しい「美味しさ」を天秤に掛けてみて、今後も継続してやる価値があるか否かを判断するわけです。

コーヒー好きの方は、豆を買うのに基本は挽かずに豆のまま購入し、淹れる直前にミルで挽きます。
わざわざそのひと手間と美味しさを天秤にかけた結果、直前に挽くことを選択したのです。


鰹節もそれと全く同じ感覚ですね。

2杯分の味噌汁なら、この程度。2~3分もあれば削れます。
けずり立てては香りも揮発していないので、使う量も削ったパックものよりも少なくて済むんですよ。「鰹節はお湯が沸いてから削れ。」という言葉があるくらいです。

削っているときの香りが幸せを感じさせてくれます。

AOM深型鉄鍋 なら、鉄分が溶出してよりまろやかで美味しい味噌汁が出来ます。

一般的には、鰹節は煮立ててはいけないとされていますが、宮下誠さんの一本釣り本枯鰹節を取り扱う鰹節問屋「タイコウ」の稲葉さん直伝の方法だと、煮立てて旨みをたっぷり引き出す方がいいのです。

※ 以前開催した だし取り教室の模様は こちら

ただし、この大前提は「一本釣りの最高品質の本枯鰹節」を使うことです。
一般的な巻き網漁で捕獲した本枯鰹節も、カビ付もしていない荒節も、煮立てると生臭くて鰹の負の部分が出てしまいます。

黄金色に輝く清んだだしが取れました。


普通の鰹節なら、ここでも搾ってはいけないとされていますが宮下さんの一本釣り本枯鰹節なら、ギューッと最後の一滴まできっちり搾っても雑味が出ません。

かぶ(&葉っぱ)と油揚げのお味噌汁。
ぱっと見には何の変哲も無い普通のお味噌汁ですが、体に優しく染み渡る、滋味あふれる美味しさです。

まずは休日の朝からでも、鰹節削り生活、始めてみませんか。

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